市川市の動物病院 ワクチン接種後の副反応に気をつけて!

query_builder 2022/04/20
ネコ夜間救急
注射

あいす動物病院の高橋です。

今回はワクチン接種の度にリスクのある副反応・アレルギー症状について、まとめてみました。


まず、アレルギーのしくみから少し理解をしていただけると良いと思います。

体の外敵である細菌やウイルスなどの感染症から我々を守ってくれる免疫と呼ばれる仕組みが体には備わっています。

ところが、その免疫システムは時に暴走してしまうことがあります。

それが人の場合は花粉症やアトピー・喘息・食事アレルギーといわれるものです。

犬ちゃん猫ちゃんでアレルギー症状がみられやすいものの代表がワクチン接種によるものです。

その他、アトピーや喘息・食事アレルギーも人と同様にみられます。


アレルギー反応で注意しなければならないのは主に3つの症状に分けられます。

・急性アレルギー反応:接種直後からみられます。

顔面腫脹(ムーンフェイスとも呼ばれます)・蕁麻疹や全身のかゆみが出てくる可能性があります。


・アナフィラキシーショック:急速なアレルギー症状でショック状態(ぐったり・動かない・舌の色が白い・けいれんなど)を起こした状態です。

もし、少しでも様子が変だと思ったら、すぐに連絡いただきたい状態です。


・遅発性アレルギー:接種した日から数日中に出る可能性があります。

症状としては、食欲が落ちたり、吐いたり下痢をしたりというのが主で自然に治ってしまうこともあります。

ただし、食事を全然取らないとか吐き続けているとかがあるなら、診察に再度お連れいただくことをおすすめします。


その他にもワクチン接種に関連のある病気として免疫介在性疾患(貧血や関節リウマチなど)や注射部位肉腫(猫ちゃんの場合)の発症リスクを高めますので、当院では可能な限りワクチンの接種頻度を少なくすることをおすすめしてます。

当院では混合ワクチンに関して、ただ単純に怖いものだから打つ必要はないといっているわけではありません。

きちんと混合ワクチンの抗体検査を実施し、必要な抗体価を維持していると確認した上で、接種を控えるのをおすすめしています。

当院での抗体検査の実際を知りたい方は、以前のブログもしくは病院へ直接お問い合わせください。

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あいす動物病院

住所:千葉県市川市南八幡2-16-14

電話番号:047-702-5797

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