市川市の動物病院 犬の皮膚病に抗生物質は本当に必要?

query_builder 2022/02/10
セカンドオピニオン
秋田犬の寝ている写真

あいす動物病院の高橋です。


犬の皮膚病で抗生物質が出ているけど、なかなか治りが良くないってことないですか?


わんちゃんの皮膚病に抗生物質って多くのケースで処方されますよね。

塗り薬でもゲンタマイシンや〜キサシンというキノロン系と呼ばれるもの、飲み薬でも代表的なお薬で青い薬やオレンジ色の薬が1日2回や1回でよく処方されると思います。

また、注射で長期間効くものを打ってもらうこともあるかと思います。

はじめの何回かは飲むとすぐ良くなってきていたけど、ここ最近は赤いプツプツが出てもすぐには良くならなくなってきたということは経験がおありの方も少なくないはず…


ヒトの医療でも問題になっていますが、抗生物質の不必要な処方や長期服用は耐性菌という抗生物質が効かない細菌を作り出してしまいます。

動物の医療でも最近は多くの抗生物質に対して耐性を持つ細菌が増えてきています。

これは皮膚病が治りにくくなるだけでなく、その細菌が体内へ侵入して問題を起こした際に、本当に抗生物質で治療する必要があるときに使える武器がなくなることで、動物たちに対してもデメリットになります。

重度の感染症を引き起こす病気:肺炎や腎盂腎炎・化膿性胆管肝炎・子宮蓄膿症など


ですから当院ではまず、病歴の聴取から赤みや痒みの原因を探ります。

場合によっては血液検査やホルモンの測定をオススメする場合もあります。

全身に影響の出る病気の一症状として、皮膚炎などの皮膚病が先行して出ている可能性があるからです。

必要に応じて、薬の処方を行っています。

〜飲み薬〜

痒み止め:掻き行動を抑える

ステロイド:炎症・痒みを抑える

サプリメント:皮膚の代謝改善や炎症を鎮める


〜塗り薬〜

薬用シャンプー:原液を薄めずに患部に塗り広げてもらうことで効果が最大に発揮されます

外用消毒液:抗生物質ではなく、細菌を物理的に破壊するものです

手術前にヒトや動物で使用されるクロルヘキシジンという成分のものを当院では使っています

外用ステロイド:痒みや赤みがパッと出やすい子には、突発的な症状の際に使えるステロイドのローションをお渡ししています

*この際に気をつけているのはローションやクリームの塗りすぎ厳禁ということと、抗生剤とステロイドの混ざったものではなくステロイド単剤のものを極力処方するという所です


文章の量の違いの通り、当院では最初にシャンプーなど局所的な治療をしっかりやってみましょうとお伝えすることが多いです。

飲み薬に比べて、直接塗ったり、シャンプーで洗ったりと手間や工程が多いので飼い主様には嫌がられてしまうかもしれないですが、不要な抗生物質の処方を少しでも減らすために配慮して、皮膚病の治療を行っています。


なかなか治りにくい皮膚病や脱毛症、アレルギーと言われたことがあって痒みが落ち着かないなど皮膚の事で気になっていることがありましたら、ぜひ当院へご相談ください。

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あいす動物病院

住所:千葉県市川市南八幡2-16-14

電話番号:047-702-5797

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