市川市の動物病院 猫がごはんを食べないとき

query_builder 2022/02/15
ネコセカンドオピニオン
猫がもぐもぐしている画像

あいす動物病院の高橋です。


ねこちゃんわんちゃんが元気よくご飯を食べてる姿って、こっちもお腹いっぱいになるくらい幸せを分けてくれますよね。

そんな我が子が突然ご飯を食べなくなったら、とても心配だと思います。

今回はどんな病気や体調不良で猫はご飯を食べないという症状を出すのかのごく一部をご紹介します。


まず、本人の状態をよく見てみて下さい。

食べない事以外にも何かしらその他の症状が出ていることが多いので、それらの症状の組み合わせで調子の悪いことが疑われる臓器を推定します。

お水は飲み続けているなら腎臓病や糖尿病・吐いたり下痢をしているなら胃腸の病気・鼻水が出ていたら鼻や口の病気が関わっているかもしれないと考えます。

特段本人が元気そうで、季節の変わり目や大雪・悪天候・花火大会のあと、病院に行った後や来客があったとき・近くで工事をしていたなどストレスが要因と考えられるものは急性の胃腸障害として対症療法で様子を見させていただくことも多いです。

雪が降ったり、台風が来たり後には下痢・吐く・食べない・血尿・おしっこトラブルのお問い合わせはよくあります。


ただ、食べないことや食べが落ちているのがしばらく続く場合は身体の中で何かしら起きていることがありますので、病院での診察をおすすめします。

代表的な病気を身体の前の方からお話します。

まず、意外と多いのは口の中にまつわるトラブルです。

歯周病・口内炎・歯の痛みが出たり、口の中のがん(口腔内扁平上皮癌・口腔内がん)は高齢の猫でみられることがあります。

口のトラブルの場合、食べながらむにゃむにゃ言ったり、口の横を執拗にかいたり、歯ぎしりをしたりという症状が見られます。

また、若齢の子から広めの年齢層に起こるのは猫の上部気道炎、通称:猫かぜで鼻がきかなくなると猫ちゃんは食欲が落ちてしまいます。

猫の場合、胸部疾患である心臓病や呼吸器疾患・肺がんなどでも食欲が落ちます。

胃腸の病気で食べなくなるのは当たり前のような気もしますが、急性の胃腸障害をこじらせて重度の胃腸炎になる子もいます。

中高齢になってくると腸のがん(消化器型リンパ腫や腸腺癌など)も起こります。

胃腸の病気の場合、血液検査などは異常が見られにくいので、当院ではお腹の超音波検査をおすすめしています。

猫に多い病気の代表である慢性腎臓病は脱水症状が強く出てくると食欲が低下します。

避妊が済んでいない女の子のねこちゃんは、子宮に膿の溜まる病気で食欲が落ちたり、熱が出たりします。


季節性に食欲が落ちることもときおり見られますが、猫は体調不良を隠そうとしますので、おかしいなと感じるようであれば早め早めの受診をおすすめします。

当院では診察時の状態と血液検査や画像診断を組み合わせて診療をしています。

長引く食ムラなどは内蔵臓器の不調からくるものかもしれませんので、もし気になるようであればお腹の超音波検査を受けてみると良いかもしれません。


当院では原因不明の食欲不振や急な体調不良などに夜間も救急対応しております。

お困りの際は、ぜひ一度ご相談下さい。

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あいす動物病院

住所:千葉県市川市南八幡2-16-14

電話番号:047-702-5797

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